YouTubeの長尺編集を、AIに任せる60分
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- 2026年9月23日開催「YouTubeの長尺編集を、Claude CodeとCodexに任せる60分」のアーカイブです。前半は、撮ったままの1分の素材をClaude Code(Opus 5.5)に渡し、カットとフルテロップが入った動画が出てくるまでを実演しています。
- 続いて、新品のMacに入れる7つの初期設定と、Windowsで置き換えが要るもの、月3,000円のプランで4分の動画を作ったときの使用量を紹介しました。
- いい動画にするための分析・手直し・型づくりのコツを話したあと、Macのスペック、素材の送り方、AI編集を仕事にするときの値付けなど、たくさんの質問に答えています。
章タイムスタンプ(49章)
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Opus 5.5が出た日に、動画編集の話をする
この日はちょうど、ClaudeのOpus 5.5というモデルが公開された日でした。ぼくはこの半年、YouTubeの動画をAIに編集させるためにかなり苦労してきましたが、新しいモデルで、その苦労の多くが要らなくなるくらい編集の精度が上がりました。
しかも月3,000円のプランで十分に使えることを、ぼく自身で確かめています。今日は見ているだけで大丈夫です。パソコンを操作しながらでも、あとでアーカイブを見返しながらでもかまいません。
参加者の今の状況(事前アンケート)
冒頭でとった事前アンケートでは、AIでの動画編集を「まだ使っていない」という方が過半数でした。有料で使っているAIはChatGPTとClaudeが多く、Claude CodeやCodexを使っている方もいました。
動画編集で困っていることは、時間がかかる、外注費が重い、テロップが面倒、サムネイルが作れない、撮った素材がたまっている、続かない、といった声でした。パソコンはMacとWindowsがほぼ半々で、メモリは16GBがいちばん多い結果です。まだこれからの方がほとんどなので、自分だけ遅れていると気にしなくて大丈夫です。
今日の3つのポイント
1つ目は実演です。動画を渡すと、本当にこうなるというところを最初に見せます。2つ目は初期設定です。ここで9割の人がつまずくので、手順書をプレゼントとして配ります。
3つ目は、いい動画にするためのポイントです。AIに編集させると動画としては出てきますが、テロップが崩れていたり、デザインが微妙だったりします。クライアントに納品できる、自分で見てもやぼったくない動画にするためのコツを話します。
実演:素材を渡すだけで編集される
最初に見せたのは、Codexが編集して実際にYouTubeに公開した動画です。フルテロップ、ピクチャーインピクチャー、画像の差し込み、見出しまで、ぼくは動画を撮って画面収録をしただけで、あとは文脈に合わせてAIが入れています。
続けて、この日に撮った1分ほどのデモ動画をClaude Codeに渡しました。Opus 5.5を選び、エフォートは「中」です。動画はファイルパスで渡します。Macなら、Finderで動画を右クリックしてoptionキーを押すと「パス名をコピー」が出ます。指示は「この動画をYouTube用に編集してください。不要な部分はカットして、いつものスキルを使ってください」くらいの短さで十分です。
元の素材には、セリフが飛んだところや電話がかかってくる場面をわざと入れています。こうした部分を文脈から判断してカットしてくれるかも見どころです。実際の素材が10分、15分でも同じようにできます。
初期設定:Macに入れる7つ
処理を待っている間に、準備の話をしました。今日はMacを前提にしています。Windowsで必要になる置き換えも手順書に入れていますが、ぼくはWindowsで通しの確認をしていないので、うまくいかなかったときはDiscordで聞いてください。
対象はApple Silicon(M1以降)のMacです。指示を出す相手はClaude CodeかCodexのどちらかで、性能はモデルが出るたびに入れ替わるので、両方使える状態にしておくのがおすすめです。いまならClaude CodeのOpus 5.5がおすすめです。
使用量の目安として、M2のMacBook Air(メモリ24GB)とClaudeの月3,000円のプランで4分の動画を作ったところ、週の上限に対する消費は2%でした。10分ほどのYouTube動画なら、週に20本近く作れる計算です(編集の内容によって変わります)。
AIが編集した1分の動画と、追加の指示
出てきた動画は、電話のところがきちんとカットされ、テロップもほぼ完璧でした。一方で、左上の見出しは入っていなかったので、ここは指示が足りなかったところです。
そこで「YouTubeのスキルを見て、見出し、レンズフレアのような効果、MacBook Airの場面のBロール、ガラスカード風の動きを入れて、リッチにしてください」と追加で頼みました。こんな指示でいいのかと思うくらいの言い方でも、また編集し直してくれます。
ぼくはこれまで、同じことをするために毎月10万円以上をAIに使ってきました。それが月3,000円のプランでできるようになったので、今から始めるのはむしろいいタイミングです。
裏で動く道具を入れる
Homebrewは、道具をまとめて入れるための仕組みです。FFmpegは動画を切ったり、つないだり、書き出したりする部品で、動画編集アプリの裏でも同じような道具が動いています。
音声認識にはWhisperを使います。メモリが24GBくらいあれば大きなモデルも動き、90分のセミナーでも短時間で正確に文字起こしできます。話したことをブログ記事にしたり、議事録にしたりするだけでも便利です。
Node.jsとRemotionは、テロップ、ズーム、ワイプ、Bロールといった動きのあるものを映像に重ねるために使います。どれも覚える必要はなく、手順書のとおりに入れれば、パソコンを買い替えない限り二度と出てきません。最後に確認コマンドで全部入ったかをチェックします。Windowsの場合、Homebrewの代わりにwingetを使うなど、置き換えるものがあります。
いい動画にする3つ:分析・手直し・型づくり
動画を作るところまでは、初期設定さえ済ませればあっという間です。大変なのは、そこから良くしていくところです。
この日に撮った素材で作った例も見せました。400日連続でリールを投稿してきた話の動画では、後ろにこれまでの投稿動画を並べる演出を入れています。こういう演出をしている人の動画を分析させて、同じようにやってと頼んだらできたものです。
もう1本は、Opus 5.5だけで編集したYouTube動画です。7分の素材を4分に編集し、作業時間は9分、週の上限に対する消費は2%でした。話している画角と画面収録の素材があるときに、どちらを見せるべきかを文脈から自分で判断しています。
専門用語を知っておくと、指示が一発で通る
いちばん大事なのは、編集の部品の名前をある程度知っておくことです。話した言葉をすべて字幕にするフルテロップ、左上や右上に出し続ける見出しのサイドテロップ、大事な一言を大きく出す強調テロップ、名前や肩書きを出すロワーサード、いまどの章かを示す目次があります。
画面の場面では、画面収録、画面の隅に話し手を出すワイプ、表や画像を重ねる図版カード、話に合う映像に差し替えるBロールがあります。抽象的に「かっこよく」と言うより、名前で指示したほうが一発で出ます。分からなければ、一度見本を作らせて「ここのテロップは何て言うの」と聞けば教えてくれます。
お手本の動画をGeminiに読ませる
ぼくの編集がAIでよくなってきたきっかけは、お手本の動画をGeminiに読ませるようになったことです。Geminiは短いフレーム単位で動画を分析してくれるので、ぼくらが見ているのと近いレベルで、フック、テロップの入れ方や字体、Bロールの位置、構成を取り出してくれます。
ただし、音はまだ苦手です。場面に合わない効果音を選ぶことがあります。Geminiを使わなくても、1秒ごとの画像と文字起こしをClaude CodeやCodexに読ませれば分析できますが、0.5秒より短い演出は拾いにくくなります。
手直しと、割り切り
1回目の出力は少しダサくなります。たとえば、ぼくの目線と画面収録の位置が逆になっていたことがありました。これを一度教えると、次からは目線と配置を覚えてくれます。
修正が多すぎるときは割り切ります。編集アプリなら自分で直しに行けますが、細かいところまで何度も頼むのはもったいないです。自分で見て気づくくらいの差は、他の人から見るとほとんど気になりません。動画が完璧かどうかより、出し続けられるかどうかのほうが大事です。
画面録画は「操作の説明があるところだけにして」と伝えておくと、だいたい分かってくれます。効果音は、場面ごとにどの音を使うかを覚えさせる必要があります。YouTubeには上がったのにSpotifyではねられたこともありましたが、何回か修正して直りました。
直した内容を型にする
編集で直した内容は、次から同じようにしてと伝えて型にしておきます。最初から完璧なスタイルを決めるより、作りながら自分なりの編集スタイルに育てていくのがおすすめです。型ができると、同じように作るだけなのでかなり早くなります。
サムネイルも、撮った動画から作れます。横動画を1本しっかり作っておけば、そこから縦動画を何本か切り出す運用もできます。
プレゼントと、YouTube編集スキルの先行案内
セットアップ手順書をプレゼントしています。終了後アンケート(6問)の最後にメールアドレスを入れると、手順書がすぐに届きます。うまく受け取れないときはDiscordで連絡してください。
ぼくが実際に使っているYouTube編集スキルも、あとから販売する予定です。事前登録をしておくと、販売開始のときに割引クーポンをお送りします。いまはコミュニティでテストしている段階です。
質疑応答:パソコンと素材の渡し方
M4のMac mini(メモリ16GB)で足りるかという質問には、十分に使えると答えました。重い処理の多くはClaudeやCodexの側で行われます。スマホで撮った動画は、AirDropか、Thunderboltのケーブルでつないで送るのが速いです。
カメラ2台と音声を別に撮った場合も、ファイルを全部渡せば音声の同期までやってくれます。iPadでの編集は、FFmpegなどの道具が入れにくいので難しいと思います。Intelチップの古いMacはおすすめしません。Windowsのパソコンで動くかどうかは、手順書にあるスペック確認のプロンプトで、まず自分の環境をAIに聞いてみてください。
質疑応答:仕事にするときの考え方
AIで編集した動画を納品する仕事は、これから確実に増えると思います。1本ずつ安く受けるより、その会社向けに編集の仕組みを整えて渡し、社員の方が自分で回せるようにする支援のほうが、相手にとっても価値があります。
値付けは、自分が欲しい金額だけでなく、相手がいま何に困っていて、どれくらいのコストを払っているかで決まります。毎月の外注費がかかっていて、やり取りにも苦労している人なら、その分を置き換える提案ができます。
質疑応答:AIの選び方とこれから買うMac
Geminiでの動画分析はAPI経由で行います。ぼくが試した範囲では1本あたり数円から数十円程度でしたが、使いすぎが心配な方は先に上限を設定しておくと安心です。
どのAIに課金するかは、そのときいちばんいいものを選ぶのが基本です。自分の資料や設定をローカルのフォルダにまとめておけば、どのAIに切り替えても同じ前提で使えます。
これからMacを買うなら、メモリは24GB以上、ストレージは512GB以上、できれば1TBがおすすめです。触ってみたい人はMacBook Airで十分で、仕事としてがっつり使う人はMacBook Proを選ぶ、という分け方で考えてください。Mac miniは2台目や自動化の専用機に向いています。
まとめ
初期設定は1回だけで、次からは素材を渡すだけです。AIに課金して、こうして学ぶ時間をとっている時点で、もう十分に早いスタートです。年末にかけて毎日使っていけば、3か月でかなり変わります。
質問やサポートは無料のDiscordで受け付けています。フリーランスの学校の学習サイトには、ほかにも無料の動画講座があります。
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