ゼロからのClaude Code入門セミナー
この動画を3行で要約
- 2026年8月29日にオンラインで開催した「ゼロからのClaude Code入門セミナー」のアーカイブです。
- 冒頭は「話すだけで作れるWebアプリ」でリアルタイムアンケートを体験しながら、9割がつまずく初期設定の3か所(Claudeのチャットとの違い・Gitのインストール・環境設定)をつぶしていきます。
- 後半はフォルダ設計とCLAUDE.md、実演3本(スライド資料・インスタのカルーセル投稿・動画編集)、うまくいった手順をスキルにして資産にする話、ClaudeとChatGPT(Codex)の使い分けまで扱います。
章タイムスタンプ(21章)
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今日のゴールは「Claude Codeを使いたくなる」
2026年8月29日の夜、オンラインで「ゼロからのClaude Code入門セミナー」を開催しました。申し込みは976名、リアルタイムでも300名以上が参加してくれています。土曜の夜なので、画面を見なくても音だけでなんとなく分かるように話しています。
今日のゴールは「Claude Codeを使いたくなる」です。中級者・上級者からすると物足りない内容かもしれません。今日は本当に入門で、「自分が今使っているものが何なのか分かっていない」「これで合っているのか分からない」という状態から、「これなら仕事で使えるやん」に持っていくのが狙いです。
ぼく自身、もともとAIが好きだったわけではないし、エンジニアの経験もありません。2026年2月にClaudeのデスクトップアプリが出てきて、会社が倒産危機という状況から使い始めて、今は毎日3〜5時間ずっと使っています。
話すだけで作れるWebアプリ|リアルタイムアンケートを体験する
最初に、参加者のみなさんにリアルタイムアンケートへ回答してもらいました。QRを読み込んで3つの質問に答えるだけ。回答すると集計ボードに即座に反映されて、117件、182件と数字が伸びていくのが全員に見えます。
結果は「よく分からない」という人が多く、次に「使ってみたい」。用途では資料作りとサイト制作、SNSの下書きが上位でした。
このアンケート自体もClaudeで作ったWebアプリです。「こういうアプリ、みなさんのClaude Codeはやってくれますか」と聞くと、たぶん今は無理だと思います。でもこれは本当に簡単に作れます。プログラミングの知識はいりません。チャットでClaudeと会話しながら、話すだけで作れます。
Claude Codeはドラえもん、ぼくらはのび太でいい
Claude Codeは、エンジニア専用の難しい機械ではなくて、ドラえもんだと思ってください。4次元ポケットから何でも出してくれる相棒です。
みんな、Claude Codeにちゃんとお願いをしていないんです。お願いしてうまく動いてくれないから諦めてしまう。でもそこには必ず原因があります。うまく使っている人のClaude Codeと、みんなのClaude Codeは別物ではありません。
AI時代に活躍するのは、のび太くんになれる人です。のび太くんは何もできないように見えて、ドラえもんに頼るのがめちゃくちゃうまい。ぼくも本当に泣きついています。「これやってよ、できるでしょ、お願いドラえもん」と。
今日のポイントは3つだけです。初期設定、フォルダ設計、そして実演。この順番でいきます。
9割がつまずく3か所
アンケートでも出たとおり、9割がClaude Codeを使えていません。つまずく場所は3つです。
1つ目。そもそもClaudeのチャットはClaude Codeではない。この前リアルセミナーをやったときに気づいたんですが、「Claude Code使ってる人?」と聞くと結構手が挙がる。でも画面を見せてもらうと、それはClaude Codeじゃなくて、ただのClaudeのチャットやコワークだったんです。
2つ目。初期設定のGitのインストール。これをやらないとClaude Codeが動きません。ここはハードルが高くて、初見でやられてしまいます。
3つ目。Claude Codeが本気を出せる環境設定ができていない。おはようと返ってくるけど回答が微妙、という状態です。人間だって40度でエアコンも水もなかったらぐったりします。Claudeにも適した環境があって、フォルダ設計をして、スキルを用意して、CLAUDE.mdを設計すると、能力がグッと出ます。
チャット・コワーク・コード|出せる本気が違う
実際の画面で見ていきます。まずClaudeのデスクトップアプリをインストールしてください。左上が「ホーム」と「コード」に分かれています。少し前まではチャット・コワーク・コードの3つでした。
ホームの中の「チャット」は、いわゆるChatGPTのようなものです。今日のドル円を教えて、明日の天気は、レシピを作って、といったことを頼めます。
「コワーク」は、Claude Codeとほとんど同じことができます。Anthropicの担当者も、コワークはほとんどClaude Codeと一緒だと言っていました。初心者でも同じようなことをしやすくするために作られたものです。サイトを作ったり、簡単なアプリを作ったりもできます。
ただ、出せる本気が違います。コワークが地球だとしたら、Claude Codeは太陽です。コワークはClaude Codeの10分の1の本気しか出せません。逆に言えば、コワークをやめてコードにすると、10倍20倍、下手したら100倍のことができます。
理由は、コワークがパソコンの中に小さなパソコンを作って、その中で安全に動かす設計だからです。本来めちゃくちゃ強いのにスーパーサイヤ人になれていない状態。コードにするとパソコン全体にアクセスできるようになって、本気を出せます。
自分がどっちを使っているかは、コードの画面で「おはよう」と打てば分かります。ちゃんと返事が返ってきたらGitも入っていてOK。「Gitをインストールしてください」と出たら、まだClaude Codeが使えていない状態です。これはダメということではなくて、現在地が分かったということです。
初期設定3ステップと、詰まったときの聞き方
初期設定は3ステップです。①Claudeのデスクトップアプリを公式ページからダウンロードする。②ログインする。③ターミナル(WindowsならPowerShell)を開いて、初期設定ガイドの手順を進め、コードで「おはよう」が返ってきたらOK。
ダウンロードは必ず公式リンクから行ってください。検索から適当に出てきたリンクをたどると、変なClaudeを入れてしまうケースがあります。Claude Codeは有料プランの契約が必要です。
先週はリアル会場で15名の方と一緒に設定をやりましたが、WindowsとMacで手順が少しずつ違って、一人ずつやると1時間かかります。今日は駆け足で進めるので、アーカイブとガイド記事を見ながら、自分のペースでやってください。
ここで覚えてほしい小技があります。画面が分からなくなったら、Macなら command + shift + control + 4 で選んだところだけスクショを撮ると、コピーされた状態になります。そのまま command + V でClaudeのチャットに貼り付けて「これ何? 次どうすればいい?」と聞けばいい。Windowsなら Windowsキー + shift + S で同じことができます。フォルダに保存してアップロード、という手間はいりません。これができるだけで、自分でどんどん進められるようになります。
ターミナルはMacなら command + スペースで「ターミナル」と打つと開けます。Windowsは PowerShell を探してください。Gitのインストールはネット環境によって時間がかかるので、自宅のWi-Fiでやるのがおすすめです。今日できなくても大丈夫です。
実演①|スライド資料をつくらせる
ここから実演です。まずスライド資料。「スライド資料をパワポで作りたい。DESIGN.mdの重要性を5枚のスライドにして、構成を作ってほしい」と頼みました。
そうすると勝手にスライドまで作り始めたので、「構成だけでいいよ」といったん止めています。ここで小技をもうひとつ。返ってきた文章の一部だけを選択して返信すると、その部分についてだけ聞けます。これは結構おすすめです。
構成にOKを出して、パワーポイントにしてもらいます。出来上がったものをFinderから開くと、ぼくは何も指示していないのに、普通に見やすいスライドができています。原因はセンスではなくて、お手本です。あとで出てくるDESIGN.mdがそれを担当しています。
実演②|インスタのカルーセル投稿
次はインスタのカルーセル投稿です。ぼくのインスタに上がっている20枚のカルーセル投稿は、全部Claudeに作ってもらっています。QRも入れてくれるし、キャプションまで書いてくれるので、ぼくはコピーして貼るだけです。
頼み方は「インスタのカルーセル投稿を作りたい」と言うだけ。それで終わるのは、1回作った流れを覚えさせて「スキル」にしているからです。技にしてあるので、新規セッションから同じことを言っても、ほとんど同じクオリティのものが出てきます。
1枚目の表紙だけはClaudeが下手なので、そこはCodex(ChatGPT側)に作らせています。Claude CodeからCodexを呼び出して画像生成することもできますが、ぼくが何度も試した限りでは品質が落ちるので、プロンプトをコピーして直接Codexに貼っています。ここは中級者向けの話です。
自動投稿も組めますが、APIだと10枚までしか貼れず音楽もつけられないので、投稿はぼくが手でやっています。
実演③|動画編集はファイルパスを渡す
3つめは動画編集です。カメラの前でわざと「もう始まってる?」と無駄な喋りを入れた素材を用意して、それをClaudeに渡します。
ここで覚えてほしいのがファイルパスです。Macなら対象ファイルを右クリックして option キーを押すと「パス名をコピー」が出てきます。ただの「コピー」ではファイルを複製するだけで意味がありません。パス名を渡すと、Claude Codeは「この動画を編集するのね」と一発で分かります。URLみたいなもので、必ずそこにたどり着けます。Windowsは Ctrl + Shift + C でパスをコピーできます(参加者の方が教えてくれました)。
頼み方はこうです。「次の動画をショート動画として編集してください。本題以外のところは文脈を見てカットしてください。無音部分もカットしてください。テロップは白文字のドロップシャドウ、いつものでお願いします」。ぼくはほぼ手打ちをせず、音声入力で喋っています。
出来上がった動画を確認すると、冒頭の無駄な喋りがきれいに消えて、テロップも入っています。ぼくは毎日ショート動画を出していますが、ほとんど喋ったら終わりです。
CLAUDE.md|毎回読み込ませる設計書
「みんながすごいと言っているClaude Codeと、自分のバカなClaude Code」の違いはどこから来るのか。その正体の半分はCLAUDE.mdだと言ってもいいくらいです。
CLAUDE.mdは、Claudeが新しいセッションを始めるたびに必ず読み込むファイルです。ここに、毎回大事にしてほしいことを書いておきます。
名前で身構えなくていいです。「CLAUDE」はただのファイル名で、「.md」はマークダウンというファイルの種類。PDFやJPEGと同じ、種類の話です。マークダウンは人間も読みやすく、AIも理解しやすいテキストファイル、つまりメモファイルだと思ってください。
何を書くか。まず自分のこと。ぼくの場合、これを書いていないと「しゅうへいは千葉に住んでいるので今日は千葉の有名なお菓子を…」みたいな投稿を作られてしまいます。住んでいるのは愛媛です。それと、やってほしくないこと。適当に創作しない、おべっかを使わない、いちいち褒めたり忖度しなくていい、といったことを書いておきます。
ぼくの実物を開くと、「しゅうへいは借金を返済している」「Claudeはしゅうへいの借金6,000万円の連帯保証人である」という設定まで書いてあります。ここまで書くと本気で考えてくれます。ほかに、商品のことや、どのリンクを見に行ってほしいかも書いています。
そして、CLAUDE.mdは自分で書くというより、育てていくものです。編集はClaudeがやってくれます。「これは間違いだから、次回も同じ間違いをしないように書いておいて」と言えばいい。最初から完璧じゃなくて大丈夫で、長くなってきたらスキルに分ければいいです。
フォルダ設計|メモと開発に分ける
最初は、散らかっていようが1つのフォルダで始めるのがおすすめです。自分の名前でも、メモでも、テストでもいい。散らかってきたら「種類ごとに見つけやすく整理して」と頼めば大丈夫です。
ぼくは今、メモ(memo)と開発(dev)の2つに分けています。理由は、サイトやツールを作ると関係ないファイルが一気に1万ファイル増えたりするからです。そうなると、インスタの投稿を探しに行ったはずが別の開発ファイルを見に行って、トークンが無駄になる。AIがバカになってしまうんです。
設計ができていると、頼み方がすごく楽になります。「インスタのカルーセル投稿で保存数が伸びた投稿のタイトルが、メモフォルダの中にあると思うから、探してきて箇条書きで30個ここに書いてみて」と言うだけで、探してきてくれます。どこに何を入れたかは、ぼくは覚えていません。Claudeが勝手に見て覚えてくれます。
慣れてくると、司令塔のAIを作るという段階に進めます。ぼくはFableを司令塔にして、その下のOpusやSonnetに作業させる設計にしています。頼むだけで、AIがそれぞれのAIに指示を出す。これができているのも、CLAUDE.mdにそう設計を書いているからです。
ここは難易度が高いので、フォルダ設計を自分のClaude Codeの中でできるようにするスキルを用意して、セミナー後に参加者へお渡ししました。
DESIGN.md|お手本を集めて見た目を固定する
スライドがきれいにできた理由がDESIGN.mdです。CLAUDE.mdの親戚みたいなもので、デザインの指示書にあたります。
デザインに関わるときは毎回これを見てね、というファイルを1枚置いておく。スライドでも、カルーセル投稿でも、資料でも、Webサイトでも、Webアプリでも、渡すだけで毎回同じトンマナになります。毎回バラバラだったものが、ファイル1枚で統一されて、追加の指示が不要になります。
作り方は3ステップ。お手本をコピーする、自分の色を混ぜる、AIに渡して作らせる。大事なのはお手本です。公開されているDESIGN.mdを1つもらって、自分なりに調整していきます。
お手本のありかとしては、日本の企業のデザイン指示書をまとめた「Awesome DESIGN.md 日本版」があります。無印やユニクロなど、いろいろな会社のトーンがまとまっているので、「無印っぽくしたい」に自分のカラーを混ぜる、といった使い方ができます。
うまくいった手順はスキルにして資産にする
いい結果が出たら、その手順をスキルにしておいてください。次からは一言頼むだけで同じ品質が出ます。
やり方は簡単で、「次からこれと同じようにするようにしてね、スキルに登録して」と言えば、勝手に登録してくれます。スキルファイルも、たとえば「スライド作成スキル.md」というマークダウンファイル、つまりただのテキストファイルです。
それが自分のパソコンの中に入っているので、急に消えることがありません。スキルファイルは資産です。溜まっていくほど、どんどん仕事が早くなります。
ChatGPT・Codexとの使い分けと、一緒に使うアプリ
使い分けとして、ぼくの中で今いちばんハマっているのは「画像と動画はCodex」です。Claude Codeは動画が遅かったり、画像の大量生成がまだ難しかったりするので、そこはCodexに任せています。ChatGPTの音声モードも、分からないことを聞くのによく使っています。
一緒に使っているアプリが2つあります。1つは音声入力のTypeless。ぼくはClaude Codeへの指示をほぼ手打ちしていません。タイピングが苦手な方や誤字脱字が多い方には特におすすめで、年額で課金すると月あたり2,000円弱です。入力にかけていた何十時間分かが浮くので、ぼくは1ヶ月で元を取った感覚でした。
もう1つはObsidian。無料のノートアプリです。中級者向けで、なくてもAIは動きます。ただ、ノート同士がつながってAIに渡す知識に深みが出るので、ぼくはもう手放せません。
質疑応答で多かったこと
パソコンのスペックについて。がっつり仕事にしていくなら、MacBook Airでもメモリ24GBあたりが目安です。16GBでもWebアプリなら作れます。大量の動画編集をさせるような使い方は少し厳しくなります。
「Claudeの基本操作ができていない」という方は、先に基本の講座を見て画面に慣れてから来てください。「Webアプリ講座が難しかったら返金してほしい」という質問もありましたが、ミスマッチは事前に防ぎたいので、まずはClaudeの教材から見てもらうのがいいと思います。
Claudeのプランについては、上げないといけないわけではありませんが、Fableが使える方が絶対にいいと思います。
質問が大量に来て全部は答えきれなかったので、Discordでメンションしてもらえれば後から答えます。ポッドキャストでも回答していきます。
まとめ
60分の予定を大幅にオーバーして、詰め込み型になってしまいました。入門向けでもだいぶ削っての内容です。9月にもう1回開催したいと思っています。
困ったことが出てきたら、Discordに入っておいてください。一人ひとりのサポートは難しいのですが、Discordなら早く返信できるし、過去の回答も見つけやすいです。
ちなみに、このアーカイブに入っているフルテロップも、Claudeが入れてくれています。
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