EC×インスタでみかんジュース700本完売の成果事例|みちおさん(愛媛のみかん農家)
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- フリーランスの学校のコミュニティメンバーで、愛媛・大三島のみかん農家・みちおさんの成果事例インタビューです。
- 4月に相談をもらってから、インスタのリール週3→公式LINE→ECという動線で、7月の最初の販売1週間で35件・約24万円、9月にはみかんジュースを完売するまでを振り返ります。
- 5秒素材とAI編集でリールを続けるコツ、お客様リストの重要性、2ヶ月の日照りと灌水のリアル、次に出すリール3本まで話しています。
章タイムスタンプ(20章)
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今日のテーマは「インスタ×ECでみかんジュース完売」
今回の成果事例は、愛媛・大三島でみかん農家をしているみちおさんです。みかん農家としてインスタを始めて、ECショップでみかんジュースを約700本完売しました。おめでとうございます。
インスタのフォロワーは、4月にLLACハウスで相談をもらった時点で500人ほど(4月16日で551人)。そこからのスタートでした。
自己紹介:元農水省官僚から、大三島のみかん農家へ
みちおさんは福島出身。東京で農水省に勤めていましたが、自分で事業をやりたいと退職して農業の道に入りました。レモンサワーが好きで「レモンといえば広島」と広島へ行き、そこから一歩四国に移って、大三島(ぼくが住む大島の隣の隣)でみかん農家として2年研修。去年の4月に独立して、今年が2年目です。
去年1年はみかんを栽培して自分で販売も頑張ったものの、個別販売の難しさを実感。市場価格も20年ぶりの低相場で、「自分で売りに行かないと」ということでぼくに相談してくれました。
4月の相談時点:2年目、キャッシュフローが厳しい
流れをまとめると、相談をもらったのは4月末です。去年もせとかや紅まどんなをオフィスに持ってきてもらっていましたが、2年目からは本格的に販売で生計を立てないといけない。借り入れの返済もあり、キャッシュフロー的に「このままだとお金が厳しい」という状況でした。
みかんジュース自体はすでにあって、「これをどうやって売ろうか」というところからのスタート。結果として、相談から2ヶ月後の7月、最初の販売で1週間に35件・24万円・100本以上の売上が公式LINEから立ちました。
やったこと①:公式LINEでリストを取って、LINEで売る
「やったことが正解かはわからない」と前置きしつつ、いちばん大きかったのは、公式LINEでお客様のリストを取って、LINEで商品を販売することでした。インスタから公式LINEに登録してもらう動線にしています。
4月時点の登録者は170名。売り始めた7月には250名ほどで、80名増えた状態でした。去年も柑橘を買ってくれたお客様がいるので、最初の案内では20%オフのクーポンを配って販売。「やりすぎたかな」と思ったそうですが、1回の案内で100本以上が売れました。
単価と売上の内訳:1本1,500円、売上約60万円
単価は1本1,500円。2本入りと6本入りがあり、6本入りは送料無料です。最初は20%オフなので1本1,200円。ぼくは平均1,300〜1,400円くらいで売れているのかなと思っていましたが、島の飲食店に卸している分もあるので、本人の見立てでは平均1,000円くらいとのこと。
ざっくり言うと、1,000円×650本(うち50本ほどは配ったり試供に使った分)で売上約60万円、純利で25万円ほど。経費はすでに払っていて在庫もある状態だったので、「現金化しないとやばい」というところに間に合った形です。
動線自体はここでパパッと決まりました。去年やっていた分で公式LINEが少しあったのも効いています。
しんどかったこと:物販の工数
売るまでにしんどかったことを聞くと、完売の面では実はあまりなかったそうです。もっと時間がかかると思っていたのに、すぐ売り切れて逆にホッとしたと。
大変だったのは物販ならではの工数です。ラベルを貼る、発送する、といった作業にすごく時間を取られました。LINEの運用自体はもともとあったので、送るだけで済んでいます。
公式LINEの登録者は、収録時点で293名。4月の170名から倍近くになっています。
インスタとLINEをつなぐ:リール週3のノルマ
4月時点では、インスタと公式LINEがあまり紐付いておらず、CTAも組んでいませんでした。そこでリールを出してLINEを案内する形に切り替え、週3をノルマにしてコツコツ続けています(サボる時もあったそうですが)。リールを出して案内し、LINEが増える。「もうそれしかない」と。
案内していなかったところから案内し始めるのには、「めっちゃ抵抗があった」そうです。島の知り合いにもだいぶ見られているので緊張した。それでも自分で事業をしている以上やるしかない、と割り切りました。
動線の中でいちばん大変だったのは、リールを定期的に出すことです。
続けるコツ:5秒素材とAI編集(丸投げくん)
大変ななかでもコンスタントに出せている工夫を聞きました。ひとつは、日々素材を撮ること。「5秒単位の素材を撮っておいた方がいい」というぼくのアドバイスを受けて、作業の合間に撮るようにしました。ホースが裂けたなどのトラブルがあったらすぐ撮る。最初は素材が全然なかったところから、「これ撮っとこう」と集める習慣ができました。
途中からはぼくの教材も見て、AIで編集できるようになったのがめちゃくちゃ楽だったそうです。今はClaude Codeのショート動画スキル「丸投げくん」に投げれば、すぐ形になります。
課題だったのは、一人喋りで場面転換がズームしかなく、画面が切り替わらないので伸びない、ということ。コミュニティのメンバーから「5秒の素材を投げて、ナレーションを別に入れることもできる」と聞き、それを丸投げくんに上乗せしたら、そこそこ数千再生までいくようになりました。
これがいわゆるBロールです。撮った5秒素材はフォルダにまとめておいて、AIに「どういう動画か」を分析させておくと、「水やり」と話している場面で水やりの素材を当てる、といったことができる。1回入れた素材は使い回せるので、Bロール用・Vlog用の素材としてまとめて入れておくのがおすすめです。
しゅうへい補足:冒頭フックと訴求、秘書ボット
あとは、冒頭のフックと、伝えたいことの訴求を忘れないこと。ぼくもよくやってしまうんですが、話して終わって訴求を忘れる、というのは結構あります。
おすすめは、AIに「今自分がやるべきことを教えて」と聞いておくこと。何月何日にこんな出荷がある、だから今これをやっておく、という形で先回りさせます。ぼくはDiscordに秘書ボット(Claude Code)を入れて、忘れそうなことを先にメンションさせています。
リールのワークフローとしては、まだまだ良くなりそうです。
次のリール案「もう販売できません」とLINE1,000人へ
みかんジュース完売時のリールは、冒頭がもったいなかった。「もう販売できません」という切り口にするべきだったと思います。もう一回やったらいい。ぜひ9月中に。
台本のイメージはこうです。「みかんジュース、販売できなくなりました。大三島でみかん農家2年目。1年目は130万円の赤字の中、頑張って作ったみかんジュースが、9月で700本売り切れました。これが売れないと正直生活もやばいと思っていたので、買ってくれた人、本当にありがとうございました。今年の販売は全部終わったので、今年できたみかんから来年の分を仕込みます。またLINE登録してお待ちください」。
新鮮なみかんは10月から。10・11・12月と全部販売時期なので、そこにかけてどんどんやる。公式LINEは1,000人いきましょう。今ふーっとしているとお金がなくなるので、余裕がある今のうちに動きます。
2ヶ月の日照りと灌水のルーティン
今年は日照りが本当に厳しく、丸2ヶ月、50日ほど雨が降りませんでした。ため池から水を汲んで畑に運び、夕方5時から7時に灌水。それを毎日です。夕方でも暑い。
全部はやりきれないので、苗木や、水がないと枯れてしまう弱い木を優先しました。木はなんとか大丈夫だったものの、実太りが悪くて小さいものが多い。ここから2ヶ月でまた水を吸うので変わる、とのこと。ひとまず一安心です。
次の成果へ:公式サイトとお客様の声
成果が出たら、また次の成果を作らないといけません。「完売しました」の次は、10・11月に極早生が出てくるので「LINE登録してお待ちください」。今年は雨が少なくて読めないので、「少量しか出せないかもしれない」と早めに入れておいていい。事実は事実なので、豊作になったらそれはそれでいいことです。
リールの編集が楽になってワークフローができているなら、次はコンテンツ販売。「農家×AI」はまだ誰もいなくて、めちゃくちゃ空いています。9月・10月で動かないと、収穫で忙しくなって1月以降は動けない。今AIを触っておかないときついかもしれません。
ホームページはまだ作っていないので、公式サイトを作ってそこに集約する。商品もLINEも音声配信も、1枚渡せばいいパンフレットのようにまとめます。
そしてお客様の声。みかんジュースのアンケートはまだ取っていないので、Webアプリで簡単に作れるアンケートをLINEに流しましょう。柑橘の好きなランキングを入れても面白い。配送する時に「届いたら写真を撮ってLINEに送ってください、公式サイトに掲載します」と添えておくのもいいですね。来年ジュースを作る量も読みやすくなります。
お客様の反応とリピート
買ってくれた人の声は、基本的に「美味しい」。みちおさんが特に信じている確証は2つ。飲んだ瞬間に「うまっ」と言ってしまう感覚的な反応と、リピートです。
リピートはお中元に使うという理由もあるかもしれませんが、美味しくないとリピートはしてくれない。実際にリピートも数件あり、飲んだ人がすぐ「うまい」と言ってくれたことが自信になったそうです。
フォロワー1,000人増とLINE登録率10%
インスタのリールでフォロワーが1,000人ほど増えました。公式LINEは「抽選でみかんジュースをプレゼント」という無料プレゼントを入口にしていて、増えたのは100〜150人くらい。「LINEの登録は少ないのかな」とみちおさんは言っていましたが、1,300人増えて100人なら10%のコンバージョンで、むしろいい方です。
表のフォロワー数は、年末に向けて3,000、5,000と伸ばしていく。ハマれば1万くらいまでは早いです。怖いのは、1万・2万と伸びた後に一旦止まること。伸びたところで新しいことをやり始めて止まる人もいます。
フォロワー数は多ければ多いほどいいわけではありません。ちゃんと適切な人に届いているか。そして新規の人には届き続けないといけない。
しゅうへい補足:農家の発信と3つの苦しみ
みちおさんは今、灌水の苦しみ、SNSの苦しみ、AIの勉強をしないといけない苦しみ、この3つを背負っています。だからこそ発信できることがある。
せっかく頑張って作った農作物が、SNSのあるなしで売れる売れないが決まって、「自分が作ったものが美味しくないんじゃないか」と自信を失っている生産者は多いと思います。みちおさんは農水省で補助金などの制度を組んでいた側から、この1〜2年は現場に立ち続けて、売れない不安を体験してきました。
農家さんが楽になるにはどうしたらいいか。自分がやってきたことをもとに、「こう発信するといいよ」と伝えていく。畑で10分話すだけで、農家さんの発信は全然いいと思います。
レモンの話と次の商品アイデア
この先はみんなみかんを買い始めるので、みかんの種類はまとめネタになります。レモンは11月からで、これもいい。ぼくからのリクエストは、レモンの酸っぱい濃縮ジュース。隣の島・岩城のレモン果汁を瓶で買っていて、ポッカレモンより絶対美味しい。朝の水に入れて飲んだり、鶏肉にかけたり、ドレッシングにも使えます。
みちおさんとしては、絞るならロット300本は最低絞らないといけないので、今は考えていないと。でも今回ジュースを買った人は買うと思います。夏に売り切らないと不安、という話でしたが、冬でも全然買います。
単価は違っても、体験としてまったく違う。ポッカレモンを買って家で焼酎を飲むのと、インスタで灌水の大変さを見てきた人が「これ作ったんです」を買うのとでは、YouTubeの旅行まとめを見るのと旅行に行くくらい違います。そこは自信を持っていい。
来年もジュースは作る。同じ量、2品種で700本というのが妥当ではないかという話になりました。
事業計画:ホームページとお客様の声の見せ方
10月から事業計画が始まるので、しっかり立てましょう。あとは体調と怪我、マムシに気をつけて。忙しくなる前に、AIとホームページを一気に作ります。
ホームページにお客様の声を入れる時、縦にずらっと並ぶと邪魔になることがあります。おすすめは横に流れていく見せ方か、スクロールに合わせてふわっと出てくる形。「ふわっと出てくるやつにして」とAIに言えばやってくれます。一気に情報を見せない、というのが大事です。
今のフリ校のサイトもAIに作ってもらっています。個別面談の写真を出して、いろんな人と話しているんだなと伝わるように。パパッと作れるので、わからないことはコミュニティで聞いてください。
振り返り:一人だったらできていたか
完売おめでとうございます。これで売れていなくて、しかも2ヶ月の日照りだったら、メンタルは相当来ていたはず。今年の冬の収穫がどうなるか心配はありますが、売れていなかったらそれどころではなかった、と。
一人だったらできていたか。答えは「できていない、もうやめている」でした。4月後半からインスタを始めて、成果が出てきたのは3ヶ月後の8月から。それまでもLINEやフォロワーは増えていましたが、面識のない方の購入が出始めたのは8月です。最初は去年柑橘を買ってくれた人が買ってくれていて、3ヶ月のタイムラグを経て、本当に知らない方がポツポツ買ってくれるようになったのが、すごく嬉しかったそうです。
いつも買ってくれる人がいるのは嬉しい。でも「このままじゃ売上がない」という裏腹な思いもあった。当時お金の心配があるなかでコミュニティに入ると決めてくれたのは、誘ってよかったと思います。一人でいいか、となりやすいので、環境が大事です。
次のリール3本と10月からの販売
ここからさらに売上の桁を上げにいきます。次は投資も要る。機械を入れないと大変ですし、灌水も今後を考えたらスプリンクラーなどの自動化が必要。資材は本当に高く、肥料も上がっている。そのあたりもどんどんリールで出すといいです。
「1年やったら130万円赤字でした」は絶対に擦らないといけないネタ。「みかんジュース売れなくなりました」と合わせて、まずこの2本。1本当たって5万・10万再生いけば、フォロワーは一気に200〜300人増えます。
実際、バーンと再生されたリール「レモン販売大失敗」で300人増えたそうです。これももう一回。3本決まりました。10月からの販売に向けて、LINEでいきましょう。
まとめ:お客様リストとSEO/AIO
インスタから直で売れることもたまにはありますが、最初もLINEで案内して100本以上買ってもらえた。お客様リストがめちゃくちゃ重要、というのは本当にその通りです。満足してもらえれば、来年もまた買ってくれます。
お客様の声を集めて公式サイトに入れておくと、AIがおすすめしてくれるようになります。「瀬戸内しまなみのレモン・みかんのおすすめ農家」と聞いた時にみちおさんが出てくるように、履歴を残しておく。SEOとAIOです。コミュニティのメンバーが講座で配ってくれた資料を読み込ませて、ホームページを最適化するといいですよ。
今日の内容もPDFで送るので活用してください。引き続き、LINE登録1,000人を目指して一緒に頑張っていきましょう。
このレッスンの資料
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