ユーキさん成果事例インタビュー〜地元業者へのインスタDM営業でホームページ2件受注・1件目は3日で公開〜
この動画を3行で要約
- フリーランスの学校のコミュニティメンバーで、システム開発とホームページ制作をしている、ユーキさんの成果事例インタビューです。
- 本業の受託開発がAIの普及と人員整理でなくなり、そこから地元業者へのインスタDM営業に切り替えて、ホームページの案件を2件受注しました。
- 1件目は、まず自分の公式サイトをClaude Codeでリニューアルしてから、インスタしかない事業者にモックを作って送るやり方。返信が来たその日に決まり、着手から3日で公開しています。制作費はゼロ円のモニターで、月額は税込3,300円。
- 2件目は直接お店に行って名刺を渡すところから決まり、「お金を払うのでAIの使い方も教えてほしい」と言われています。その値付けと、ホームページを入り口にAI活用まで売る流れを、その場で一緒に組み立てました。
章タイムスタンプ(33章)
この動画をテキストで読む(約15分)
今日のテーマ:ホームページの案件を2件獲得したユーキさん
今回の成果事例インタビューは、コミュニティメンバーのユーキさんです。ホームページの案件を2件獲得されたということで、その経緯を聞いていきます。
いつもどおり、コーヒーでも飲みながらゆるっと聞いていくような雰囲気で進めます。
自己紹介:フリーランス5年目、システム開発とホームページ制作
ユーキさんはフリーランスになって5年目。主に企業から案件を受けてシステム開発をしながら、並行して自分でホームページ制作の相談も受けています。
面談当時の状況:AIが普及して受託の案件がなくなった
最初にぼくと個別面談をしたときは、システム開発の案件がAIの普及でなくなり、来月の案件が決まっていない状況でした。
ぼくらはどちらかというとAIで「できることが増える」側から見ていますが、ユーキさんは本業の案件がなくなっていくというリアルなAI失業の側面を経験しています。
4年半続いた業務委託が人員整理で終わるまで
サラリーマンの給料に近い水準を、4年半継続の業務委託でもらっていました。それで安心していた部分もあったそうです。
だんだんAIが入ってきて、やる案件自体も簡単になってきた。逆に怪しいかなと思ったところで人員整理があり、「今月いっぱいで」という話が来ました。
発注元の内製化:納品していた側から見たAI
ユーキさん自身も、もらった仕事をClaude Codeに投げて納品するような進め方をしていました。同じことが発注元でも起き、内製化が進んだと見ています。
人員がそんなにいらないと気づかれたこと、それにコストの見直しも重なったのだろう、という話でした。
ホームページ制作の提案を始めた:7月から地元業者へDM
そこから何かできることはないかと考えて、ホームページ制作の提案を始めます。ホームページ制作自体はもともとやっていましたが、自分から獲得する営業はしていませんでした。地元の知り合いから、知り合いを通じて、という形が多かったそうです。
このままだとまずいということで、7月に入ってから地元の業者へインスタのDMで提案を始めました。
まず公式サイトをClaude Codeでリニューアルしてから営業した
面談のときにぼくからロードマップを渡して、「自分の公式ホームページを1回ちゃんと整理して、そこから動き出しましょう」という話をしていました。
ホームページは持っていたものの、実績もどういうプランでやるかも載っていない状態だったので、まず公式サイトをClaude Codeでリニューアルして見やすい形にしました。
インスタを読み込ませてモックまで作ってDMを送る
営業先は、商工会に入っているけれどホームページがなく、広報としてインスタだけをやっている地元の業者に絞りました。インスタがあれば素材がある程度そろっているからです。
インスタを読み込ませてトレンドを調べさせ、モックまで作ったうえで、インスタのDMにどんどん送っていきました。
1件目はすぐ返信、モニターで受注して3日で公開
最初に報告してくれた案件が1件目です。たまたますぐに返事が来て、「最初なのでモニターで受けさせてもらえませんか」という形で受注が決まりました。
決まったその日にやり取りを始め、次の日に修正のラリーを何度かして、3日目には公開まで終わっています。
2件目が決まるまでと、追いDMの伝え方
1件目のあと、すぐにどんどんいけるかと思ったものの、次に決まったのはこの前の2件目でした。返信が来る割合もそこまで高くはありません。
ただ、送っているというアクション自体に意味があります。相手のタイミングで「そういえば来てたな」と連絡が返ってくることは多いので、一度送った相手に追いDM・追いメールをするといいです。
そのときは「先日の提案から、お茶屋さんのホームページができました。こんな感じで納品しています。よかったら覗いてみてください」と実物を見せると反応が変わります。3日でできること、個人なので枠に限りがあることも合わせて伝えます。
ユーキさんの公式サイトと実績の見せ方
1件目は、すでに自分の公式サイトに実績として、お客様の声の形で載せています。地域性も出ていて、実績のところに今回の営業で獲得した案件と、これまでに受けた案件が並んでいます。
お茶屋さんのサイト:インスタとBASEを読ませた
1件目はお茶屋さんです。もともとホームページはなく、インスタとBASEのECサイトだけがありました。その2つをClaude Codeに読ませています。
画像だけ拾ってくるのかと思ったら、投稿の中身まで見て文章まで拾ってくれたので、そこまで作れたことを結構驚かれたそうです。
オンラインショップとのトンマナ、改修の追加提案
新しいサイトからBASEに飛ぶとトンマナが合っていないので、そこの改修も提案していいと思います。納品実績・取扱店のところに取引先のマークを入れるのも、ホームページではよくある見せ方です。
請求はStripe、制作費ゼロ円で月額のみ。ロゴもClaude Codeで
1件目の請求はStripeです。クレジット決済がいいということだったので、月額で受け取る形にしました。制作費はゼロ円で、ページ数は1ページです。
ロゴもそのときに頼まれて、Claude Codeで3パターン出したらすぐにいい感じのものができて、気に入ってもらえたそうです。ロゴまで全部となると、普通は15万円ほどかかる仕事です。
月額は税込3,300円。改修とSEOを足して単価を上げる提案
月額は税込3,300円で契約しています。この金額なら相手は継続します。
だからこそ、改修の提案を足していきます。「こういうものを入れませんか」「SEOやAIOのところも毎月見ますので」と伝える。BASEのほうの改修も提案して、「BASEとこちらのトンマナを合わせませんか」と5万から10万円で追加提案する。
仮にECが毎月5万円売れるようになれば年間60万円の売上です。粗利で見ても十数万円分の利益を生むなら、その費用はずっと使えます。両方を最適化して月1回レポートを出す形にすれば、月額1万円でもおかしくありません。断られたら最低限の3,000円のままでいいだけです。
なぜ3,000円なのか。値付けにロジックがない話
前日のラジオでも同じ話をしました。塗装業のホームページが決まって、後輩に無料で作ってあげたメンバーがいて、保守点検をいくらで出すか聞いたら「3,000円」。なぜかと聞くと「5,000円で取ろうと思うので、まず3,000円」。ロジックがありません。
ユーキさんも同じパターンでした。自分のことを言われているみたいだった、これからはちゃんと考えないといけない、という反応でした。
単価設計をどこで学ぶか:AIマーケ講座と10月からの事業計画
AIマーケティング講座は全6回が終わり、アーカイブでも購入できます。単価設計のスキルが付いてくるので、それで壁打ちすると金額がだいぶ決まってきます。受講した方でも、単価がかなり明確になったという声があります。
10月からは事業計画の講座があり、元銀行員のさかえるさんも事業を見てくれます。プロに見てもらった計画をもとに単価を設計していけば、せっかく取ったのに疲弊する、ということは防げます。
2件目のドーナツ屋さん:直接お店に行って名刺を渡した
2件目は近くのドーナツ屋さんです。同じやり方で営業DMを送り、このお店には直接行って、会って名刺も渡しました。
反応がよく「詳細を聞きたい」ということだったので詳細を送ったものの、そこから2週間音沙汰がなく、流れたかと思ったそうです。するとまたDMが来て、会って詳細を聞きたいという話になり、その場で再度提案して「お願いします」となりました。
ホームページに加えて「有料でAIを教えてほしい」
このお店では、ホームページを作るのに加えて、AIの使い方も教えてほしいと言われています。今のAI事情の話を少ししたところ興味を持ってもらい、「お金を払うので教えてください」と言われました。
ただ、実績がなく、どれくらいの額で何ができるかを整理できていなかったので、今は「対応はできます」と伝えただけで止まっています。
企業向けAI講座で2,000万円。現場が求めるAIの中身
ここは、はまればもっといけるところです。AIマーケティング講座の受講生で、企業向けのAI講座をバンバン売って2,000万円ほど売っている方がいます。
その方によると、現場の人はエンジニアから話を聞きたいわけではありません。ChatGPTで画像をどう出すか、スライドをどう作るか、お店のチラシやポップをどう作るか。AIが出したっぽくない、デザインにこだわったものをどう出すか。自分の写真をどう使わせるか。資料作成や議事録。店舗系ならLINEの登録をどう促すか、リッチメニューをどう設定するか。そういう実務の話を先に聞きたいそうです。
エンジニア経験があると「APIをつないでウェブアプリを作って自動化」といった提案をしないといけないと思いがちですが、ウェブアプリには基本的にみんな興味がありません。今日から使える、自分にもできそう、というところで十分です。
「AIで何やりたいですか」は一番ダメな質問
「AIで何かやりたいことがあれば言ってください」と伝えてあるそうですが、こちらからアクションしたほうがいいです。
「AIで何やりたいですか」は一番ダメな質問です。ぼくも会社を売却したような経営者と面談したときに同じことを聞いてしまって、相手を迷わせました。
AIで何をやりたいか分かっていればみんなやっています。実際は、Claude CodeもCodexも分からない、AIで何をやったらいいかも分からない、そもそも自分の事業で何から手をつければいいかも分からない、の3点セットです。そこに質問を足すと、問いが増えて余計に混乱します。
ドーナツ屋さんへの具体案:インスタ・LINE・ポップ
ドーナツ屋さんなら、まずSNSはインスタだけ。LINEもホームページもECもない。店主が一人でアルバイトさんが複数いる。そういう状態なら、やったほうがいいとは聞くけれど、毎日のオペレーションで手一杯のはずです。
そこにAIをこう使う、と具体的に見せます。アルバイトさんが動画から今週のメニューや新メニュー、クーポンのお知らせをインスタに投稿できるようになります。LINEで定期的にクーポンを送れて、来店時に登録してもらえばお得だと伝えられる。QRを読み込むだけのポイントカードも作れる。チラシやポップも、ChatGPTでこう作れますよ、と見せる。
2店舗目の土地や区画が決まっているなら、アストラで3D化したモックをお遊び程度にデモで入れてもいい。「これが自分でできるなら」と話が進みます。
月1回2時間で5万円という伴走の値付け
そのうえで「これを専門で、月1回・週1回など時間を取って、パソコンの前で伝えます」と提案します。周りに教えてくれる人がいない状況で、それができる人を雇うなら毎月20万30万円はかかります。AI専門の人を店舗で雇うことはまずありません。
月1回2時間なら5万円くらいでいいと思います。どれくらいコミットできるかにもよるので、そこは自分の時間とのバランスです。
本来なら東京などに研修を受けに行き、移動時間も含めて自分の時給が発生しない時間が生まれます。そこを自分が店舗まで行ってやる、チャットやLINEで1ヶ月無制限に質問を受ける、何かあれば駆けつける、従業員やアルバイトさんにもChatGPTを教える。それでまるっと5万円で受けます、という形です。
Claude Codeまで教えるなら10万15万円。補助金も
従業員もClaude Codeを使えるようになりたい、となると単価は変わります。10万15万円くらいです。
補助金で使えるものがあるかもしれません。事業再構築補助金やIT系の補助金を調べて、申請書類まで出してあげるのもいいと思います。
ホームページという入り口で「こういうものがパッと作れます、月額1万円から持てます」と見せつつ、「AIで作れるの、どうやって?」となったときに、AIの活用方法もパックで教えられます、と続ける。パソコンを持っていなければ、買い方・選び方から教えられます。せっかくここまで動いているので、まだ取れるはずです。
インスタのDMはリクエストに入ってしまって届かないケースもあります。既読すらついていないところも多いので、やれることはまだあります。
次の受託案件が決まるまで。業務システムとFDE
本業のほうは、7月の直前になんとか次の案件が決まりました。最初のときより明らかに時間がかかり、案件自体も少なかったそうです。仕事の内容は同じようなものですが、前よりAIをずっと使っているとのことでした。
これまで開発してきたのは、企業が使う業務システムやSaaSです。お金を払える先が見つかれば、AIの入り口から入りつつ、困っている業務システムを組んであげて、その会社自身が使えるようになる、という関わり方ができます。ぼくも今、島の工場で同じことをやっています。いわゆるフォワードデプロイドエンジニア(FDE)の案件です。
そうなると法人案件の単価は一気に7桁までいきます。ユーキさんの経験があるなら、3,000円で受けるのはもったいない。ホームページも月額なら10万15万円の単価で受けに行っていい。工場系に紹介をもらいながら、無料で1時間話を聞いてAI活用の業務効率化の提案書を作る、という攻め方もあります。
商工会のコンペと印刷物の依頼
ちょうど前日、商工会のホームページのリニューアルのコンペがあり、結果としては通りませんでした。ただ、逆に印刷物をお願いできないかという依頼が来て、今それをやっているそうです。商工会のつながりから、そういう案件や紹介が入ってきそうだという手応えでした。
質問タイム:商工会の集まりで仕事の話をしているか
参加者の方から「商工会の集まりなどに行って、仕事の話をしていますか」という質問がありました。
年に1回懇親会があり、去年からは行くようにしているそうです。面と向かって話すのは得意ではないけれど、普段は家にいるので唯一のつながり。思い切って名刺を渡し、自分のテーブルの人だけでも話すようにしています。
商工会は雰囲気が独特で、イケイケドンドン系の人が多い場でもあります。おすすめではあるものの、最初のうちは役回りが増えて消耗するケースもあります。
満足したお客さんから紹介をもらう聞き方
商工会のつながりがなくても、知り合いから紹介をもらう道があります。1件目のお茶屋さんに、「周りの事業者さんで、この話が助かりそうな人を3名くらい挙げるとしたら誰ですか」と聞いてみるといいです。
満足してもらった人は「うちはホームページができてないって言ってたところがあるから、あの人のところに行ってみたら」と挙げてくれます。「1時間ちょっと話を聞いて、ホームページが作れそうかどうか話させてもらうだけなので安心してください」と添えれば、紹介はもらいやすくなります。
インスタから情報を取ってClaude Codeに読ませる
「クライアントの情報はインスタから取ったと言っていましたが、インスタのリンクをClaude Codeに読み込ませたのですか」という質問がありました。
全部読んでもらっていて、さらに同業種のリサーチまでしてもらい、トレンドも入れるようにしているそうです。
Claude Codeだけで構築。ドメインとCloudflare
「ホームページを作る際はClaude Codeだけで構築になりますか」という質問には、これまでの案件はすべてClaude Codeで完結しているという答えでした。
ドメインはもともと他の案件でムームードメインで一括管理していたので、今回もそちらで取得。接続まわりはすべてClaude Codeにやらせて、ホスティングはCloudflareです。この出し方は、ぼくも60分のセミナー動画で話しています。
これまではサーバー代をかけてWordPressで構築していたので、ゼロ円で出せるのは大きい、という話でした。お茶屋さんのドメイン代は別途払ってもらい、管理はユーキさんがしています。それで月3,300円はやはり安い金額です。
DMの1通目で作ったサイトを送る。リンクを開いてもらう工夫
「インスタのDM営業では、1通目で作ったサイトを送りますか。それとも、まず作っていいか伺いますか」という質問には、1通目で「作っちゃいました」とURLを載せて、まず見てもらっているとのことでした。
これができるようになったのが大きい。以前はホームページを作るのにデザイナーの手を借りる必要がありました。今は先に見てもらって、気に入らなければスルーしてもらって大丈夫です、と送れます。URLでもモックの画像でも構いません。
「知らない人から送られたリンクを開かない人もいるのでは」という質問もありました。全員から返信があるわけではないので、開いていない人もいるかもしれません。ただ、地元に送っているので「同じ街の誰々です」と名乗っており、そこで警戒感は解いてもらえているのでは、という答えでした。公式サイトに自分の顔も載せて送っているそうです。
デザインはChatGPTかClaudeか
「デザイン性を追求するならChatGPTとClaudeのどちらですか」という質問には、自分はClaude Code、という答えでした。Fableになってからデザインもだいぶよくなった感覚があり、最近はアストラも出たので試してみたものの、今のところどちらも同じくらいという感覚だそうです。
画像も一緒に作れるという点ではChatGPT側のCodexやアストラもいい。デザインに結局正解はなく、どんなサイトで何をさせたいかによって変わります。AwesomeなDESIGN.mdのようなものがGitHubにあるので、それを見てみるといいと思います。
まとめ
以上です。貴重な経験をシェアしてくれたユーキさん、ありがとうございました。
次におすすめ









